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台南・融資を希望してきた会社調査

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台南、融資を希望してきた会社調査

今回は台南という街からの調査依頼です。「今度、台南からITビジネスを行うことになったが、弊社に融資を行いたいという企業がある、有り難い話だが、あまり評判の良くない会社のようなので、どのような企業なのか調査して欲しい」といった内容でした。

台湾でビジネスを行う際、絡んでくる企業があります。何か裏事情や魂胆がある場合も確かにあります。今回はどうなのでしょうか。真相を追うことにしました。

企業代表の身辺調査

今回融資を行いたいと申請してきた企業は、ホームページなどを見てもあまり詳細な情報が掲載されていませんでした。

この時点で、少し怪しいと踏みました。企業の情報や、明確にどんなことをしているか伝わらない企業は何か裏があったりするケースがあります。

その後、この企業の代表的な人物の身辺調査を行いました。すると、真相が見えてきました。

この代表は依頼者様の専門分野である、現地のITビジネス企業と多く繋がっており、企業にライバル企業の情報を横流しする、スパイ的な裏稼業を行っていたのです。

対象代表の魂胆は?

おそらくこの人物は、融資をきっかけに依頼者様に近づき、依頼者様の企業の機密情報や製品開発情報を同業者に横流ししているのではないかということが見えてきました。そのまま監視を続けてると、やはり読みは当たっていました。

既に他企業に対してもこうしたスパイ行為は行っており、別件で情報の横流し取引を行う現場を目撃することに成功しました。

調査結果報告とその後

今回の調査結果を報告書や写真、音声、映像などで依頼者様にご報告しました。

驚かれていましたが、近年台湾のスパイや情報搾取者は手口が巧妙で、絶対に気づかれないようなルートから会社の情報を引き出そうとするケースも多いです。

台湾企業から「ぜひ融資をさせてくれ」と言われても、まずその企業のことをしっかりと理解し、信頼をしてから融資を受けるべきです。近づいてきた台湾企業に怪しさを感じたら、すぐにご相談下さい。

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