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台北と高雄、どちらに出店するか|飲食店の市場調査事例

同じ台湾でも、街が違えば売れ方が変わる。

台湾で新しく店を出すとき、「台湾で売れるか」だけでなく「どの街に出すか」が結果を大きく左右します。同じ国でも、都市が違えば客層も競合も価格の相場も変わり、そのずれが出店後の成否につながります。

本件は、日本で飲食店を営むご依頼者から「台湾で日本食レストランを出したい。台北と高雄のどちらが向いているか、市場を調べて比べてほしい」というご相談を受けて開始した、出店立地の市場調査事例です。両都市の実態を現地で確認し、出店を判断するための材料を整理してお渡しするまでの流れをご紹介します。

ご相談の背景

ご依頼主は、日本で飲食店を営む経営者の方でした。台湾で日本食レストランの出店を検討しており、候補は台北の中山エリアと、高雄の新堀江エリアの二つ。どちらに出すべきか判断がつかず、それぞれの市場を調べて比べたい、というご相談でした。

中山と新堀江とでは、集まる客層も街の性格も異なります。その違いを踏まえずに出店すると、想定していた客層と実際の来店客がずれ、事業計画そのものが狂うことにもなりかねません。トラストジャパンは、どのような客層を狙い、どの程度の売上を見込んでいるのか、その先の事業計画までうかがったうえで、両エリアの市場を現地で確認することにしました。

調査の流れ

台北の中山エリアと、高雄の新堀江エリアの両方に現地スタッフが入り、同じ観点で二つの街を確認しました。インターネット上の情報だけでは見えにくい、その場の客層や店の入り具合といった実態を、足を使って集めています。確認したのは、次のような観点です。

客層の確認中山・新堀江それぞれに集まる年齢層や客層、人の流れの傾向を、時間帯もふまえて確認しました。
競合店の状況近隣の飲食店、とりわけ競合となりうる店の数・業態・混み具合を、現地で確認しました。
現地の評判すでに営業している日系飲食店の評判や、地元での受け止められ方を、現地で確認できる範囲で集めました。
トレンドの把握それぞれの街で人気の業態や価格帯、流行の傾向を確認し、狙う客層との相性を整理しました。

調査の結果とご報告

両エリアの客層・競合・評判・トレンドを確認した内容は、台北中山と高雄新堀江を対比できる形の一覧にまとめて、ご依頼主にお渡ししました。狙う客層や事業計画と照らし合わせながら、それぞれの街の実態を並べて見比べられる資料です。

ご依頼主は当初から若い客層を主なターゲットに想定しておられ、調査で整理した内容とすり合わせた結果、最終的に高雄での出店を選ばれました。出店の判断そのものはご依頼主が行う領域で、当社が担ったのは、その判断のよりどころとなる現地の事実を整理するところまでです。

後日うかがったところでは、開業からおよそ一年が過ぎ、店は軌道に乗っているとのことでした。台湾への出店では、同じ国のなかでも都市によって市場が大きく異なります。出す前に、狙う客層とその街の実態が合っているかを事実として確かめておくことが、出店後のずれを避ける前提になります。

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